文房具や備品が欲しいと言われたら

社員からはこう聞かれます
- ボールペンのインクが切れたんですが、替えはどこにありますか?
- モニターをもう1台使いたいんですが、申請できますか?
- ファイルを箱でまとめて注文したいです
ひと言でいうと
ペンやノートなどは【置き場所】から自由に使ってもらいます。置いていない物や金額の大きい物は、【申請方法】で申請してもらいます。
備品の問い合わせは、置き場所を聞くだけのものから、購入の申請が要るものまで幅があります。社員は「自分で買って精算してよいのか」「誰の許可が要るのか」がわからないまま聞いてきます。
答えるときに押さえること
1置いてある物か、買う物かで答えを分ける
備品の問い合わせは、共用の棚に置いてある消耗品と、個別に買う物に分けて答えます。ボールペン、付箋、クリアファイル、コピー用紙などは、置き場所を伝えれば済みます。
モニター、椅子、キーボード、特定の部署だけが使う文具などは、購入の手続きが要ります。社内FAQには、自由に取ってよい物の一覧と、棚の写真を載せておきます。置き場所だけを聞く問い合わせが来なくなります。
2自分で買って精算してよいかを決めておく
「近くのコンビニで買って経費で精算していいですか」という問い合わせはよく来ます。社員の立て替えを認めるかは会社によって違い、認める会社でも金額の上限を決めていることがあります。
立て替えを認めない会社では、理由を短く添えると納得されやすくなります。各自がばらばらに買うと単価が上がる、購入先を会社でまとめている、といった理由です。精算の手順を聞かれたら、経理のFAQにつなぎます。
3パソコンにつなぐ物は、情シスと担当を分ける
マウス、キーボード、モニター、ケーブル類は、総務が扱う会社と情シスが扱う会社があります。USBメモリーや外付けのハードディスクは、会社の情報を持ち出す手段にもなるので、情シスの許可を条件にしている会社があります。
社員はどちらに聞けばよいかわからないので、FAQに「パソコンにつなぐ物は情シス、それ以外は総務」のように線を引いて書いておきます。
4金額の大きい物は、承認の流れと届くまでの日数を伝える
椅子やモニターのように金額の大きい物は、上長の承認を入れる会社がほとんどです。申請してから届くまでに、承認、発注、配送の時間がかかるので、目安の日数を伝えます。
腰が痛いので椅子を替えたい、目が疲れるのでモニターを大きくしたい、という相談が来ることもあります。体の不調がきっかけの相談は、備品の申請だけで終わらせず、産業医や人事・労務の相談窓口もあわせて案内します。
5在庫が切れたときの連絡先と、補充の周期を決めておく
共用の棚の在庫切れは、誰かが気づいても連絡されないまま空になっていることがあります。棚に「なくなったら【連絡先】へ」と貼っておくと、補充までの時間が短くなります。
発注する周期を週1回、月1回などと決めておけば、「いつ入りますか」と聞かれてもすぐに答えられます。
自社の規程で確認すること
会社によって答えが変わる部分です。社員に答える前に確かめてください。
- 共用の消耗品の置き場所と、自由に使ってよい品目
- 社員が立て替えて精算してよいかと、その金額の上限
- 購入申請の方法と承認する人
- パソコンにつなぐ機器を扱う部署
- 在庫切れの連絡先と発注の周期
- 在宅勤務で使う備品を支給するか
社内FAQに貼れる回答文例
【】の部分を自社の内容に書き換えて使えます。
Q. 文房具や備品が欲しいときは、どうすればいいですか?
A. ペン、付箋、ノート、クリアファイルなどは【置き場所】にあります。ご自由にお使いください。
置いていない物が必要なときは、【申請方法】で申請してください。【金額】を超える物は上長の承認が必要です。届くまで【日数】ほどかかります。
マウスやキーボードなど、パソコンにつなぐ物は【情シスの窓口】に申請してください。棚の在庫がなくなっていたら【連絡先】までご連絡ください。
続けて聞かれやすいこと
在宅勤務で使う文房具も、会社に頼めますか?
【在宅勤務用の備品の扱い】に沿って答えます。支給する場合は、自宅に送るのか、出社したときに受け取るのかも決めて伝えます。
今使っている椅子が壊れています
【修理と交換の申請方法】で申請してもらいます。座るとけがをしそうな壊れ方なら、申請が済むのを待たずに、その椅子を使わないよう伝えます。
退職する人が使っていた備品はどうしますか?
【返却のルール】に沿って返してもらいます。パソコンにつなぐ機器は情シスに返してもらいます。
答えるときに間違えやすいこと
- 置き場所の問い合わせにも購入と同じ申請の手順を案内し、消耗品を取るのに申請を求めてしまう
- USBメモリーのように情報を持ち出せる機器を、情シスを通さずに渡してしまう
- 椅子やモニターの相談の裏にある体の不調を聞き流してしまう